「どんな人にコーチングを受けてほしいですか?」
そう聞かれることがあります。
率直に言えば、「前に進む進む意思のある人」だったらどんな人でも受けて欲しいと思っています。
ただし、(特に僕の)コーチングは、誰にでも合うものではありません。
向かない人が、はっきりといます。
それは
「他人や環境のせいにして、自分が動くことを止めている人」
そして、「全部自分が悪いと言い張る人」です。

1「環境のせいで仕方ない」と思っている人
「上司が変わらないから」
「職場の空気が悪いから」
「家族が理解してくれないから」
そうやって、動けない理由を探しているうちは、
人生の主導権が自分に戻ってきません。
もちろん、環境の影響はあります。
理不尽な状況もある。
でも、そこで「動かない理由」を選ぶのか、「できること」を選ぶのかで、
未来の形はまったく変わります。
僕のコーチングは、「環境を変えるために、自分を整える」ことから始まります。
だから、「誰かが変わってくれたらいい」と思っているうちは、環境が変わることはほぼあり得ません。
2「全部自分が悪い」と言い張る人
もうひとつ、意外かもしれませんが、
「全部自分が悪い」と言う人も、僕のコーチングには向いていません。
一見、そのような人は責任感があるように見えます。
でも、その裏側には「自分に厳しい姿を見せることで安心したい」気持ちが隠れていることが多い。
「私が頑張ればいい」
「私が我慢すればいい」
「私はこんなに頑張っている、我慢しているんだから助けてもらうのが当然」
そのように、自分の大変さ、他者への貢献を勝手に拡大してしまい、結果として“支えられること”を前提にしてしまう。
それは、優しさではなくただの依存です。
僕のコーチングは、寄りかかるだけの場所ではありません。
自分の足で立ち、前進する力を取り戻すためのプロセスです。
助けてもらいながらでもいい。
時には寄りかかってもいい。
でも、“助けてもらうため”ではなく、“自分の人生を取り戻すため”に来てほしい。
これがコーチとしての僕の願いです。
3 変えてもらうではなく「変わる」場所
コーチングは、「変えてもらう場所」ではありません。
自分の中にある本来の才能やリソースを思い出すための時間です。
僕はクライアントをただ励ますためにいるのではなく、
クライアントが自分の意思で動き出せるように、その世界観やフレームを整えるためにいます。
「他人のせいにして動かない人」も、
「自分を責めて動けない人」も、
まだ「自分の力」を信じ切れていない状態といえます。
その力を取り戻す事さえできれば、もう誰かに変えてもらう必要はなくなります。
むしろ、その時点で既にクライアントの「変化」は確実にそして強力に進んでいます。
4 変わる準備ができた人へ
僕のコーチングに向いているのは、
「このままじゃ終われない」、ここからさらに前に進もうとする人。
他人のせいでも、自分のせいでもなく、
「ここから何ができるだろう」と自分に問い始めた人です。
変化には、強い「決意」や「意志」は必要ありません。
変化は「気づき」と「違和感」「ちょっとした不快感」から始まります。
今の自分に違和感を感じる。
ちょっとしたタイミングで今の環境に不快感を感じる。
ふとした瞬間に自分の中にある才能を感じる。
そのとき、もう変化は始まっています。
5 最後に
僕のコーチングに向かない人
それは、「他人のせいにして動かない人」と、
「自分を責めすぎて立てなくなっている人」。
どちらも、方向は違って見えて、実は同じ世界観で生きています。
それはつまり、「自分の才能(リソース)を信じてあげていない」世界観。
僕はその才能(リソース)を思い出すための時間を提供しています。
他人のせいでも、自分のせいでもない。
ただ、自分の中の「可能性」に、もう一度ハンドルを渡す。
それが、僕が提供したいコーチングの本質です。
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