こんにちは。
Genius Rushの笹原です。
先日は父の日でした。
僕の父は10年以上前に既に鬼籍に入りましたが、父親との思いでの中で最も古いものは絵本を読んでもらった記憶です。
仕事が忙しくて、ほとんど家にはいない父親でしたが、何故か絵本を読んでもらった記憶だけはたくさんあります。
僕がいつも読んでもらっていたのが『しょうぼうしゃ(消防車)のじぷた』という絵本。
3人兄弟の末っ子だった僕が読むころには既にボロボロだったのですが、それでもいつも読んでもらっていました。
読んでいる父が「もう読むの飽きた!」「もう話は知ってるんだから読まなくていいだろう!」と言うぐらい好きで、それでも何度も読んでもらいました。
1 「じぷた」とは何者か?
『しょうぼうしゃのじぷた』のあらすじを簡単にお話しします。
(以下、超ネタバレ注意)
ある町の消防署に「じぷた」という古いジープを改造した小さい消防車がいました。
同じ消防署には、高いところまで梯子を伸ばせるはしご車の「のっぽっくん」、大きなポンプ車の「ぽんぷくん」、素早く人を助ける救急車の「いちもくさん」がいます。
町で大きな火事が起これば、
「のっぽくん」「ぽんぷくん」「いちもくさん」が出動して大活躍です。
当然、町の人達も3人ばかりを褒めて、「じぷた」には見向きもしません。
そんな状況で、「じぷた」は「自分だって・・・」と思いながら、肩身の狭い思いをしています。
そんなある時、山奥の小屋で火事が起こります。
すぐに消火活動をしないといけません。
でも・・・
「ぽんぷくん」はその大きな体が邪魔をして山道を通れません。
「のっぽくん」の自慢の梯子も、山小屋までは届きません。
ケガ人がいるわけでもないので、「いちもくさん」の出番もなさそうです。
ここで出動したのが「じぷた」です。
小さなジープを改造した「じぷた」は狭い山道もどんどんと進めます。
そしてついに、山小屋の家事を消してしまいます。
これ以降、「じぷた」は自分に自信が付き、周りからも一目置かれるようになりました。
めでたしめでたし。
2 才能発掘コーチがじぷたを好きなわけ
じぷたは大きな火事や街中の火事では活躍できません(本人はできると思っていたようですが)でした。
しかし、ある状況(狭い山道を通らなければいけない状況)によっては、その小さいからだを利用して大きな成果を出すことが出来ました。
この点が僕が心惹かれたところでした。
人はそれぞれ違う。
一見、役に立たないような特徴、むしろネガティブに見えるような特徴でも、タイミングや状況によって必ず輝ける、生きるものである。
そして、それぞれの人の特徴を生かしながら事に当たれば、全体として極めて大きな成果が出せる。
当時(3歳くらい?)の僕がここまで明確に言語化していたわけでは無いですが、明らかにこういう「人の特徴を大切にする。」「才能を生かせる環境を考える。」というようなところにワクワクを感じていました。
これが、30年以上たった今、才能発掘コーチとして実現されました。
父親から幼少期に読んでもらっていた「しょうぼうしゃのじぷた」が間違いなく「才能発掘コーチ」の原点と言えます。
3 「じぷた」に学ぶ才能の見つけ方
「才能発掘コーチ」を名乗る僕がクライアントさんの才能を発掘する方法は色々ありますが、その中の1つに、小さいころに好きだったものや話から、その人が本当に好きなこと、大切にしていることを確認していくという方法があります。
たとえば、今回の『しょうぼうしゃのじぷた』のように、小さいころに何となく好きだった物語の中に、その人のもつ本来の望むものが見えてきたりします。
そこには、かなりの高確率でその人特有の才能、天才性が隠れています。
本人にとっては当たり前すぎて、気づいていない、言語化していないだけで。
皆さんの好きな物語の裏に潜む、自分自身の才能を探してみませんか。
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4 全米NLP協会認定NLPプラクティショナーの認定を行いました
GeniusRushプラクティショナー認定コース修了、全米NLP協会認定プラクティショナーになられた黒田美和さんのホームページはこちらから