こんにちは、Genius Rushの笹原です。

皆さんの周りに、「この人本当はもっとすごいのに、小さくまとまってるな。」とか、「もう一皮むければ、メチャクチャすごいのに。」と感じるような人はいないでしょうか。

もしかしたら、皆さん自身が自分に対してそのような感情やジレンマを抱えているかもしれません。

今日は、皆さんが自分の限界を突破する方法をお伝えします。

蚤と論語の共通点 限界の作り方

1 跳べない蚤はただの蚤?

蚤という虫がいます。

体長1~4mm程度の小さな虫です。

自然界においては、自分の体長の数十倍である20cm程度の高さまで跳ぶことができるそうです。

この蚤を、高さ10cmの狭い箱の中に入れるとどうなるでしょうか。

もちろん、箱の壁を乗り越えて外へ飛び出します。

では、箱の上に蓋をしてしばらくそのままにして置いたらどうなるでしょう。

数分間は、これまでと同じように20cmの高さまで跳ぶつもりで跳び続けますが、やがて蓋の高さまでしか跳ばなくなるそうです。

蓋を被せられた状態では、どうやっても箱の蓋より上には跳べないので、合理的な判断とも言えます。

では、その後その蓋を取り外したらどうなると思いますか。

聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんし、既に想像されている方もいらっしゃると思いますが、蓋を外しても、先程まであった蓋より高くは跳べなくなるそうです。

もともとは20cmも跳べたのに、蓋をかぶせられるうちに、いつの間にかその高さまでしか跳べなくなるんですね。

2 『論語』で孔子は「今女画」と弟子を叱咤した

今も読み継がれる論語ですが、これと似たような話があります。

ある時、孔子の弟子であった冉求(ぜんきゅう)という人が、孔子先生にこう言いました。

「先生が教えている道(素晴らしい生き方)を喜ばしいと思っていないのではありません。ただ、私の力が足りずに、身につかないのです。」

この言葉に対して、孔子先生はこう答えます。

「本当に力が足りないのであれば、道の半ばで辞めてしまう。あなた(冉求)は、まだ辞めてもいない。今、あなたは自分で自分の力の範囲を決めて(画す)しまっているだけだ。」

3 蚤と論語の共通点

蓋をされた蚤も、孔子の教える道を身に着けられないと嘆く弟子も、どちらも「本当はもっとできる」はずなのに、「自分で自分の限界を決めて」しまっている状態と言えます。

弟子の冉求は、それを孔子先生に見抜かれてこのように叱咤されたわけです。

皆さんが自分自身に感じている限界は、遠い昔に誰かが勝手にかぶせた蓋なだけかもしれませんし、自分が勝手に「画した」だけかもしれません。

上を見上げた今の皆さんには、まだ蓋は見えますか?

余談ですが、とある豚が飛行機に乗るアニメで「飛ない豚はただの豚」ではなく「飛ない豚はただの豚」といったのは、深い話だと思っています。(個人の感想です)

4 蚤は再び高く跳ぶ

さて、蓋を外されても高く跳べなくなってしまった蚤ですが、再び高く跳ぶようになる方法は無いのでしょうか。

実は、高く跳ばなくなった蚤を、自分より高く跳んでいる蚤と同じところにしばらく置いておくと、本来跳べていた高さまで再び跳ぶようになるそうです。

興味深い話です。

5 皆さんが高く跳ぶには

今回のブログで、自分自身に何らかの違和感を感じた方は、もしかすると、見えない蓋があったり、「画して」いるだけかもしれません。

本来の能力はもっと高く、もっと早く跳べるはずなのに。

ただ、その蓋や自分の「画す」を自分一人で気づいたり外したりすることは、よほどの覚悟をもって勉強をしないと難しいかもしれません。

誰かが隣で一緒に高く跳んでくれれば話は別かもしれませんが。

Genius Rushは、実践心理学NLPとコーチングを組み合わせたセッションにより、皆さんがより本来の高さで跳ぶためのサポートをしています。

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