こんにちは、Genius Rushの笹原です。
僕のブログでも何度も触れていますが、現代社会は「VUCA(ブーカ)の時代」と言われています。
このブログをお読みの皆さんであれば、ご自身でも実感されていると思いますが、現在これまでにない程のスピードで変化が進み、ますます多様化が進んでいます。
しかも、今後もこの流れはさらに加速していくとみられています。
このような状況に置いては、物事や状況を多角的な観点から見ることができる視点を持つことが重要であることは皆さんも感覚的に納得されるのではないでしょうか。
今日は、皆さんが多角的な視点を持てるようになるためのヒントを、ある天才が使っていた手法から学んでいきたいと思います。
ウォルト・ディズニーの思考方法
1 夢の実現力の天才 ウォルト・ディズニー
今更説明不要かと思いますが、今なお世界中で愛されるキャラクター「ミッキーマウス」の生みの親であり、世界トップクラスのエンタテインメントであるあのディズニーランドを作った人でもあります。
彼は、それまで誰も思いつかなかったようなアイディア、若しくは思いついても絶対に実現不可能だと考えられていたアイディアを次々と実現させていきました。
一介のアニメーターに過ぎなかった彼が、世界初ともいわれる超巨大テーマパークを建設し、成功させるのは、ともすれば無謀とも呼べるような挑戦、夢物語であったともいえます。
そのディズニーの実現力を支えていたのが、彼の「アイディアを多角的に検討する独自の手法」だと言われています。
2 ウォルト・ディズニーの検討手法
沢山の夢やアイディアを持っていたディズニーですが、彼はそれを実行に移すかを検討する際に、自分自身の中で3つの人格を使い分け、それぞれのポジションから1つのアイディアを検討したそうです。
この手法から、「ウォルト・ディズニーは実は3人いた」と言われたりします。
① ドリーマー(夢想家)ポジション
まず、1つ目のポジションが「ドリーマー(夢想家)」と呼ばれるポジションです。
このポジションでは、とにかく楽天的に、「なんでも出来る!」という人格・マインドでアイディアを考えます。
何をしたら面白いか。
もっとワクワクするにはどうしたらいいか。
まずはこのような自由で前向きな視点からアイディアを検討します。
② リアリスト(現実家)のポジション
アイディアを実現させるためには、実際にいつまでに何をどのように進めるか。準備すればいいか。
アイディア実現するためにどれくらいの費用が必要か。
アイディアを現実に進めるために具体的な行動や数字を考えるポジションです。
③ クリティクス(批評家)のポジション
アイディアに対して、何か問題は無いか。
アイディアを進めることで想定される課題は何か。
どのようなリスクがあるか。
主にアイディアの問題点やネガティブな側面から検討するポジションです。
3 各ポジションのバランス
ウォルト・ディズニーはこの3つの視点を上手く使い分けることで、たくさんの大きな夢を実現してきました。
夢想家がいなければ、新しいアイディアや、挑戦的なアイディアは生まれにくいですね。
現実家がいなければ、どんなに素晴らしい夢があっても、現実に実行することは難しいです。
批評家がいなければ、夢の実現の過程で重大な問題や失敗が起こってしまう可能性が高くなります。
皆さん自身の中にも、この3つのポジション(視点)は存在しています。
ただ、ある人は夢想家のポジションが強くて、独創的なアイディアはどんどん生まれてきますが、実際に実現させるのが苦手だったりします。
また、ある人は現実家や批評家のポジションが強く、何かアイディアが生まれたとしても、それを実行する前に自分でその可能性をつぶしてしまうこともあります。
この3つのポジションをバランスよく使い分けることで、バランスの取れた思考が出来るようになり、大きな夢を現実に実現する可能性が高まります。
皆さんも、是非試してみてください。
視点を変えるおススメの方法
今回は、視点を変える方法として、ウォルト・ディズニーが使っていた手法をお伝えしました。
ただ、初めから完璧に上手くやることは難しいと感じるかもしれません。
そのような場合は、プロの力を活用するのがおススメです。
視点を変えることが得意なコーチや、今日お伝えしたディズニーの手法を発見し、広げたNLPのを身に付けたトレーナーとのセッションでは、これ以外にもたくさんの手法で皆さんに新たな視点を提供してもらえることでしょう。
お知らせ
僕のコーチングの師匠であり、国際コーチ連盟(ICF)認定マスターコーチ(MCC)の稲垣陽子さんから、コーチとして紹介していただきました。
僕と同門の信頼できるコーチの皆さんも紹介されていますので、是非ご覧ください。
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