こんにちは、Genius Rushの笹原です。

 公務員の退職シリーズ第3弾(番外編含めれば第4弾)の今日は、僕自身が公務員を退職した際に気を付けたこと、心掛けたことをかなり率直にお教えします。

※これまでのシリーズはこちらから

公務員を退職した話① ~僕が公務員を辞めた理由(ポジティブ編)~

公務員を退職した話② ~僕が公務員を辞めた理由(ネガティブ編)~

公務員を退職した話②の2 ~僕が公務員を辞めた理由(番外編)~

 公務員に限らず、退職、転職をお考えの方は是非ご一読ください。

 

※ 今回の内容は、あまりにも仕事がキツくて今すぐ辞めたいとか、精神的に本当に追い詰められていて辞めたいという方へ向けたものではありません。

 本気でツラくて今すぐ辞めたいと感じている公務員の方は、これを読む前に誰か信頼できる人にすぐに相談してください。すぐに思い当たる人がいない方はすぐにGenius Rushへご連絡ください。(無料体験コースを活用できます。まずは僕と話をしましょう。)

 

退職の時に心に留めたい2つの事

 皆さんにとって理想的な退職とはどんな退職でしょう。

 僕が退職時に気を付けていたことをお話しする前に、僕が理想としている退職の在り方をお話しします。簡単に言うと、以下の2つが満たされている状況です。

 ① 退職時に元の職場から惜しまれている。

 ② 退職時に元の職場の人達から応援してもらえている。

一見矛盾するようですが、これを両立できる退職はお互いにとってwin-winと言えるのではないでしょうか。

この状況を達成するために、僕が具体的に気を付けていたことは2つです。

 1 求められた以上の仕事をする

 2 職場に出来るだけ迷惑をかけない

これから、それぞれ詳しくお話ししていきます。

1 求められた以上の仕事をする

 退職する前に、その職場ではっきりとした成果を出すと決めていました。より詳しく言えば、その職場で自分自身に求められている(与えられている)もの以上の成果を誰もが分かる形で出すことです。

 これは、僕の価値観によるところも大きいので、全ての人に当てはまるわけでは無いと思いますが、今の仕事で成果も出さずに辞めたとしても、次にいい形ではつながらない気がしていました。

 職場(組織)に利益を生み、自分自身にとっても有益な仕事を成し遂げた上で、次のステージに進みたいと考えていました。それが、僕なりのプライドであり、お世話になった職場(ネガティブな退職理由は書きましたが、社会人として僕を育ててくれた前職場への感謝や敬意は当然あります。)への最低限のマナー(※)だと考えています。

※ 仮に最終的に明確な結果は出なくても、全力でそれを目指して進んだということが大切だと思います。

 これを達成できたかどうかを判断するために、僕が使っていた2つの指標をご紹介します。

① 自分自身が納得できる仕事をしたか

 まずは、「自分自身」の軸で自分の仕事を見てみました。

 この職場でこれまで自分自身がやってきた仕事に対して、自分はどう思うか。心からやり切ったと思えるのか。自信をもって、「自分の仕事はしっかりやり遂げた」と人に言えるのか。

 僕自身はこれを自信をもって言えるようになるまで16年かかってしまいましたが、今でも自分自身の決断に後悔は全くありません。

② 職場から評価される仕事をできたか

 次に考えたのが、自分がしてきた仕事は職場からポジティブな成果として評価されているかです。自分の心を基準にする①の観点も非常に大切ですが、こればかりだと独りよがりの基準になりかねません。雇用主である職場からその成果が良いと評価されている、求めたもの以上の成果をあげたと評価されたことを確認することも大切にしました。

 今は公務員でも人事評価とそれに伴う上司との面談もあるので、これは比較的簡単に確認できるのではないでしょうか。

 以上が、僕自身が「求められた以上の仕事をできたか」を判断した基準でした。

2 職場に迷惑をかけない

 立つ鳥跡を濁さず。

 これもかなり気を付けました。やはり、お世話になった組織や人にはできる限り迷惑をかけずに退職するのがスマートですし、最後まで職場に迷惑を掛けて当たり前のようにしている人を見ると、あまり信用できませんね。

 退職する時点で少なからず迷惑を掛けてしまうのですが、それをできる限り小さくしようと思っていました。そのために特に留意したことは2つ。

① 早めに退職の意思を伝える

 これは必須です。組織の規模にもよると思いますが、組織には人事計画・採用計画があります。退職者の人数により、採用計画が変わることもあります。退職することを決めたら、できるだけ早めに退職の意思を伝えましょう。公務員であれば、9月ごろには(職種にもよりますが)採用試験の結果が出てくるので、少なくともそれより前には伝えると良いです。

 ちなみに僕は令和5年3月31日に退職したい旨を令和4年5月には上司に伝えました。

② 引継ぎはできる限り丁寧に

 これも必須です。引継ぎはどんなに丁寧にやってもやりすぎは無いぐらいです。

 引継ぎは、職場内の人に迷惑を掛けないという点以外にも、関係者(取引先など)にも迷惑を掛けないためにもとても大切です。

 僕は翌年3月末の退職を5月に伝えましたが、これは引継ぎ期間を多く確保する意味と、引継ぎを受ける方にもその意志を持ったうえで引継ぎを受けて欲しいという意味もあり、その時期に退職の意思を伝えました。

 具体的な退職意思を伝える時期については、職場の状況や制度、周囲との関係性にもよると思いますが、自分の事だけでなく、今いる職場への配慮も忘れないようにしたいものです。

最後に

 いかがだったでしょうか。

現在退職を考えている方は、ご自身の明るい未来のためにも、もう一度下記の条件を念頭に、前向きな退職を目指してみてください。

 ① 退職時に元の職場から惜しまれている。

 ② 退職時に元の職場の人達から応援してもらえている。

※ この記事を書いている真っ最中に、前職のとても上の方から連絡をいただき、たまには顔を出しなよと言っていただきました。何かシンクロニシティが働いたのでしょうか。

感謝感謝であります。

お知らせ

僕のコーチングの師匠であり、国際コーチ連盟(ICF)認定マスターコーチ(MCC)の稲垣陽子さんから、コーチとして紹介していただきました。

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